秘肛戦隊ブルマレンジャー - 第1話 「赤坂明美・熱血アナルホイッスル特訓」
(このページは、私の個人誌(コピー)「秘肛戦隊ブルマレンジャー vol1」に掲載した小説を途中までHTML化したものです。イラストも同誌のものを(一部加工・削除し)掲載しています。Webに掲載しているのは途中までですが、最後まで読みたいという方はぜひ即売会で同誌をお買い求めいただけるとありがたいです(笑))
秘肛戦隊ブルマレンジャー
第1話 「赤坂明美・熱血アナルホイッスル特訓」 作・画 ※※
200X年、「肛門獣」と呼ばれる謎の怪生命体が、密かに地球に侵略を始めようとしていた。「肛門獣」の存在に気づいた在野の学者・丸武博士は、知力・体力・美貌全てにおいて優れた特質を持った美少女たちを集結し、秘密戦隊を組織して「肛門獣」との戦いに挑むことを決意した。
それが「秘肛戦隊・ブルマレンジャー」なのだ!
1
そこは、東京某所の邸宅の地下の、ひんやりとした空気の充満した、広大なトレーニング・ルームだった。
静かなその一角に、メトロノームが機械的に空中にはじき出す音と、若くみずみずしい肢体が迅速に動いて奏でている機敏な物音とが、同じ間隔、同じタイミングで響いていた。
「ふっ、ふっ、ふっ……」
かすかに吐息を漏らしながら、トレーニングルームに敷かれたマット上で、メトロノームの刻みに合わせて腕立て伏せを行っているのは、茶色い髪を赤い大きなリボンで結び、濃紺色のラバー風シャツに灰色の手袋とロングブーツ、そして豊かなヒップにフィットした臙脂色のブルマーに身を包んだ、端正な顔立ちの少女。
腕が曲げられ、胴体が地面に近づくたびに、少女の額、頬、そして太腿から、かすかに汗がしたたる。
腕立てが数十回繰り返された後、少女の横で声が響く。
『よし、規定の回数クリアできたね。メトロノームのタイミング通りにも合わせて腕立てができるようになったようだ』
少女の横で、白衣に身を包んだ痩せ型の青年が、毅然とした口調で言う。
「はい、博士」
『では次は別の訓練に移ろう。立ちたまえ、赤坂君』
「はいっ、博士」
「赤坂君」と呼ばれた少女は、汗もぬぐわず、機敏な動作で即座に立ち上がる。
※ ※
200X年某月、日本各地において、13〜18歳前後の少女が、残忍な手口で殺害される事件があった。
夜間あるいは夕暮れ時に、一人で下校途中の女子学生が突然行方不明になり、数時間後から数日後にかけてその女子が遺体で発見されることが何度か相次ぎ、日本のマスコミ等を騒然とさせた。
そしてその遺体には性的に暴行された形跡が必ず見られ、捜査に当たった警察を悩ませていた。しかも、必ず、犯人によって陵辱された箇所が、女性器ではなく肛門であることが大きな謎であった。
被害者の肛門付近は激しく損傷され、まるで肛門から直腸周辺の組織が何者かに食い荒らされたように傷つけられ、痛んでいた。
犯人は変質者、それもアナル関係に異常な執着心を持つ異常者であると予測され、過去に性犯罪を犯した経歴のある人間等も含めた大規模な捜査・尋問・張り込み等が行われたが、警察の多大な努力にもかかわらず、犯人の逮捕はおろか微かな手がかりさえも得られなかった。
そして、ある日を境に犯行はピタリとおさまり、警察の捜査は続けられたものの、結局犯人逮捕に至らず、やがてマスコミ等からもこの事件は忘れられていった。
……そう、この事件は、実は人間によって起こされたものではなかったのだ。外宇宙からの怪生命体「肛門獣」によってなされたものだったのだ。
※ ※
その、赤いリボンの16歳の少女・赤坂明美は、数ヶ月前に友人らと一緒に帰宅中に肛門獣に襲われた際に、自分が盾になり友人らを逃がし、寄生されかかったところを、在野の学者・丸武博士に助けられたのである。
肉体に多大なダメージを受けていた彼女を、丸武博士は自宅兼研究所で治療すると共に、彼女の同意を得た上で改造手術を施そうとした。
外宇宙からの異生物の侵略の危機をかねてから予測し、学会等に訴えていた丸武博士は、警察等ではなく、科学的装備で武装した民間の防衛組織を編成して侵略に備えるべきという思想を持っていたが、学会等にはまったく受け入れられず、やむなく下野し、私財を投げうって自宅を改良し、研究所としていたのである。
そして、明美の体内に僅かに残っていた細胞組織の分析結果から、連続した女生徒殺害事件が地球外生命体……「肛門獣」のしわざであると確信した博士は、それに対するために戦士を集結して防衛組織 ? 戦隊を編成しようとした。その組織のリーダーに、優れた身体能力のみならず強い正義感と責任感、そして高潔な自己犠牲の精神を持っている、明美がふさわしいと博士は考えたのである。
悩んだ挙句、明美はそれを承諾し、人工筋肉等の強化パーツを全身に埋め込まれるサイボーグ手術を受けた。そして、彼女は、ブルマを基調とした博士じきじきのデザインの強化スーツを身にまとい、「秘肛戦隊・ブルマレンジャー」のリーダー・ブルマーレッドとなったのである。
その後、彼女同様に、肉体・精神・美貌全てが優れている他の3名の少女達も加わり、秘肛戦隊のメンバーは現在4名となっている。そして、この4名は、肛門獣の侵略に備えて、日々さまざまな訓練を繰り返しているのだ!
2
いま、彼女 ? 赤坂明美は、博士の研究所地下のトレーニングルームで訓練を受けていた。彼女も含めたブルマレンジャーの隊員たちは、日中はそれぞれの通う学校で普通に学生として過ごし、放課後や休日に博士の研究所で訓練を受けるのが日課である。他のメンバーはそれぞれ家庭の用事等で今日は研究所に立ち寄れないため、明美一人での訓練である。
腹筋・背筋運動、ランニングや腕立て伏せといった、彼女のような年頃の少女にしてはハードなメニューのトレーニングを一通りこなし終え、明美は博士の目前に歩み寄る。
「つぎは、何の訓練でしょうか……博士」
『うむ』
博士が、堂々とした態度で口を開いた。
『久しぶりに、今日は肛門の訓練をしよう』
「……?!……っ」
一瞬、たじろいだように、体をかすかにぴくっと振わせる明美。わずかに、頬に赤みがさす。しかし、何かを決意したような表情で、明美はすぐにくっと姿勢を直し、博士に軽く会釈し、
「……は、はいっ。お願いします、博士」
と、健気に答えた。
(説明しよう!! (ナレーション:富山敬(ウソ))
ブルマレンジャーの隊員たちは、全身に強化筋肉等のパーツを埋め込まれているが、身体能力を効果的にアップさせるため、特に、肉体の他の部位と違って比較的筋肉が少ない臀部周辺 ? そう、尻および肛門付近に人工筋肉が重点的に配置されている。そしてその人工筋肉は、材質等の都合により訓練によって定期的に刺激しなければすぐに能力が落ちてしまうのだ! そのため、彼女達は、少なくとも数日に一度の割合で、博士じきじきに、もしくはお互いに、肛門や臀部の筋肉を鍛えるための、年頃の女の子にとってはすっごく恥ずかしいけど大事な訓練を施されているのだっ!(笑))
3
『では、赤坂君、後ろを向いてこちらにお尻を軽く突き出してくれ。そして、いつものようにブルマのAスリットを開いて、肛門を見せてくれるかな』
「あ……は、はいっ、博士」
明美は、おずおずと、言われた通りに後ろを向き、上体をわずかに傾け、若干爪先立ちになり、軽く曲げたひざに手をついて、博士に向けて尻を突き出す。そして、股の付け根から少し尻側に上ったあたり……そう、丁度肛門がある辺りに自ら両手を差し伸べ、臙脂色のブルマの生地を上向きにくいと引っ張る。
針金がはねるような小さな音がして、肛門辺りのブルマの生地のみが、まるで芝生の一部がまくれ上がるように、長方形に跳ね上がり、めくれあがる。明美は、めくれた生地を指で丁寧に横に丸めてまとめ、肛門周辺のブルマの生地のみがちょうど四角く切り取られたような状態にする。
そして、彼女の肛門が、博士に向かって丸見えになる。
まるで花のつぼみのようにきゅっと締まって、整った形のしわが中央に向かって揃い、かすかに黒ずんではいるが非常に綺麗なピンク色の明美のアヌスが、外にさらけ出される。
(説明しよう!! (ナレーション:富山敬(しつこい))
通常、肛門の検査などでは下半身裸になることが多いが、ブルマレンジャーの隊員たちは、例え訓練中であっても強化スーツの一部であるブルマを脱ぐとパワーダウンして正常な運動ができない。
そこで、肛門関係の訓練時には、アヌス周辺の生地に図に示したような特殊な切れ目(Aスリット)が入れられ、その切れ目から生地をめくり上げて、肛門の部分のみを露出させることのできる、特殊なブルマを穿いているのだ!(笑)また、肛門訓練時には、パンティ等ははかず、ブルマ直穿きで訓練に挑むのだ!)
明美の両頬が、さっと朱に染まる。博士は自分の後ろにいるため、赤面してもそれを覚られることは今はない……そう思うと、安心感からか つい顔を赤らめてしまう。
ブルマレンジャーのリーダーになって以来、何度も博士の前で訓練時に肛門を見せてきたが、それでも、自分の恥ずかしい部分……尻の穴を、他人にそれも異性に見せることなど、通常の人間ではなかなか難しいだろう。しかし、彼女は博士に対して絶大な信頼を置いており、また肛門獣から人類を救いたいという博士の切なる希望に賛同してみずからブルマレンジャーになった彼女には、このようなことにも耐えるだけの精神力があった。
明美は、さらに尻を後ろにくいっと突き出す。
『……』
博士が、明美の尻に軽く手を添えて、ふと言った。
『ありがとう。……だけど、本当に……綺麗だね、赤坂君のお尻の穴は』
今まで、訓練時特有の毅然としたやや厳しい口調だった博士が、なぜか、優しい口調でそっとささやく。
「? ……え……」
明美が、不思議に思って聞き直す。
『!……あ、ごほっ、な、なんでもない。ちょっと見とれてたんだ。じゃあ、今日の訓練だ』
明美の健気な態度と、可愛らしい尻やアヌスについ訓練中の態度をくずしてしまった博士が、咳払いをして元の口調に戻る。
「……は、はい、博士」
明美が、従順な態度で博士に答えた。
4
博士は、胸ポケットから銀色の小さな円筒状の物体を取り出し、明美の眼前にまわってそれを見せる。
『今日の肛門の訓練では、これを使うことにする』
「は、はい……」
見たことのない物体だ。ひざに手をついたままの姿勢で、不思議に思った明美が質問する。
「それ、……何ですか?博士」
『これは、昨日私が開発した肛門訓練用器具で、“アナルホイッスル”というんだ』
「……え、……ア、アナルホイッスル!?」
博士が、左手でその器具 ? アナルホイッスルをやや高くさし上げながら、明美に言う。
『これを君の肛門に挿した状態で、今からスクワットをしてもらう。 これは、普通の笛と同様に中空になっていて、内部のパイプに空気が通る構造になっているんだ』
博士が、諭すように明美に説明する。
『これを尻に挿した状態でスクワットをすると、アナルホイッスルが上下に動いて内部に空気が入ろうとする。しかし、これは挿入口周囲に圧力感知センサーがあり、臀部の筋肉や肛門括約筋を一定以上の力で引き締め、肛門にちゃんと力が入って引き締まった状態では、パイプが内部の弁で閉ざされるため、空気が通っても何も起きない』
「……」
いまいち博士の意図がつかめず、不思議がる明美。
『だが、もし尻の筋肉や肛門の筋肉を緩めた状態で、センサーに力をあまり加えずにスクワットすると、』
博士は、一瞬息を継ぎ、こう言う。
『内部のパイプが閉じないので、パイプに空気が通り、……そう、笛を吹くのと同様に、このアナルホイッスルが音を立てる』
「…………え、えっ……」
『つまり、尻をちゃんと引き締めずにスクワットすると、これが鳴るわけだ』
「……で、でも、どうして、その……」
『普通のスクワットだと、最初はともかく、慣れてくると下半身に力を込めず、楽をしがちなんだ。そこで、これを使ってスクワットすれば、力を抜いて楽してスクワットするとアナルホイッスルが鳴るのですぐわかる。それにこれは結構恥ずかしい音を出すので、これを鳴らさないようにする意識が働くはずだ。肛門や尻にしっかり注意して慎重にスクワットすれば、括約筋等を重点的に鍛えることができる』
「そ、それで、これ、肛門の訓練に……なるんですか?」
『うむ。シミュレーションで確認済みだ。……それでは、肛門にこれを挿入するから、尻を突き出して力をゆるめてくれ』
博士が、明美の尻に手を添える。
「……、あ、あっ……はい」
戸惑いながらも、さらに後ろに尻を押し出すようにし、無意識のうちに力を込めていたアヌスを、ふっと緩める。
博士は、アナルホイッスルの端のうち、細くなっている方の一端を、明美の肛門にくっと挿入する。
「(……ん、…………んンっ……)」
心の中で、微かに吐息をもらす明美。浣腸されるときのように、冷たい感触の器具が尻の穴に当たり、続いて自分の体内に徐々にモノが入るときのゾっとするような感覚が、尻から背骨を沿って頭の後ろ側をなでるように、不快とも快感ともいえるような両義的な感触で、彼女の内部にせり上がる。
『2pくらい入れる。私がよしと言ったら、肛門を引き締めるんだ』
「……は、は……ぃっ。博士……」
博士は、正確に2pほどアナルホイッスルを明美の肛門に挿入し、そこで手を止める。
『……よし、いいぞ赤坂君』
明美は、無言でアヌスにぐっと力を入れ、自分の尻穴にささっている異物 ? アナルホイッスルを、肛門で締め付ける。アナルホイッスルの先端の硬さが、彼女のアヌスに伝わる。
斜め下に垂れ下がり気味でアヌスにささっていたアナルホイッスルが、くいっと水平に向き直る。
『よし。では、始めよう』
5
「はっ、はっ、はっ……」
明美は、アヌスをぐっと引き締め、太腿やふくらはぎをぴんと張りつめさせ、吐息を漏らしながら足を折り曲げ、そして伸ばし、垂直のままの上体を沈めては上げ、沈めては上げを繰り返していた。
『……よし、あと百回だ』
博士の声が耳を掠める。
(あ……あと百回……で、でもっ……頑張らなくっちゃ……)
肉体、特に下半身の声なき叫びのような痛さと疲労に徐々に精神を攪乱されながらも、必死で明美はスクワットをしていた。
※ ※
アナルホイッスルを肛門に挿入した後、博士は明美にスクワットをするよう指示した。その際、腕を振って勢いをつけないよう、腕を後手に組んでスクワットを行うことを命じ、またアナルホイッスルが鳴った回数を記録することを伝えた。
『あまりアナルホイッスルが頻発して鳴る場合は、やり直しにすることもあることを覚えておくように、赤坂君』
「……は、はいっ」
『では、そのマットの上でスクワットを始めたまえ』
「あ、あの、……何回ですか?」
『そうだな……百五十回としよう』
(!)
「……え、……は、はぃ……」
いつものスクワット訓練では二百回前後行うこともあったが、今回は特別な訓練だから多少安くしてくれるかも……と、淡い期待をしていた明美だったが、博士の口から出た言葉に一瞬たじろいだ。しかし、彼女は意を決して、マットの上に立ったのだ。
※ ※
スクワットが70回当たりに達し、明美の太腿やふくらはぎの痛み……いや、疲労による感覚が徐々に激しくなっていく。下半身が、いや、全身が熱い。明美の額、太腿、二の腕に、汗の球が滴り始める。呼吸も、徐々に荒く、早くなっていく。
いままでは肛門や尻に十分注意を払い、アナルホイッスルをしっかりと締めていた明美だったが、疲れがだんだんと累積され、尻への注意が薄れていく。それに、「少しくらいなら……お尻を……ゆるめても……だ、大丈夫だよね、きっと」という感情が、どうしても心中に湧き上がってしまう。無理もない。ただでさえ足の筋肉がぴんと硬く張り詰めているのに、そのうえ同時に尻やアヌスにも力をこめるのは、下半身全体への負担がより一層かかる。
78回目で、つい、明美は尻の力を緩めてしまいつつ、足を折り曲げて自分の上体や腰を床にぐっと沈めてしまう。
その時、肛門にささっていたアナルホイッスルが、
「ぴゅうぅっ 」
と、唐突に甲高い音……いや、甲高いだけでなく、放屁音にも似たなんとも間の抜けた音を、響かせる。
「……!!……」
初めて耳にしたその恥ずかしい音に、一瞬どきりとして、明美はしゃがみこんだまま体の動きを止めてしまう。
その後ろで、明美のスクワットの様子を監視していた博士が言う。
『どうした、赤坂君。休んではだめだ。すぐ続けなさい』
「……!あ、あっっ……す、すいません博士!」
早口で、振り返ることなく言うと、はっとして立ち上がり、スクワットの体勢を再びとる明美。
『1回や2回はしかたないから、気にせず、最後まで確実にスクワットを続けるんだ』
「は……はい……博士っ」
博士に促され、再びぐっと肛門に力を込め、アナルホイッスルを引き締めながら腰を沈める。足が がくつきそうになるのを、歯をくいしばって耐えながら、スクワットを続けていく明美。
その後ろで、博士は時計型のカウンターを手に、明美の様子をじっと見つめている。
6
博士は、心の中でつぶやく。
『(それにしても……本当に……見事なヒップだ……)』
スクワットの回数が百回を超え、アナルホイッスルを何度か鳴らしながらも汗も拭かずに懸命に運動を続けている健気な明美の後姿をじっと見ながら、博士は彼女の……いま、目前でスクワットで激しく上下している……豊満な尻に、意識を捉えられている。
もともとバレーボール部に所属し、練習で下半身を鍛えていた明美だったが、ブルマレンジャー加入後の訓練でさらに尻を鍛えられ引き締められたためか、現在の彼女の尻は、大きくてボリュームのあるだけでなく、筋肉が引き締まって形の整った、しかしながらそれでいて軟らかい脂肪も十分残り、女性らしい丸みとなだらかさをも保った理想的な形状になっている。
そして、身につけている臙脂色のブルマは彼女の尻にぴったりフィットして明美の腰周りを包み込むだけでなく、ブルマ特有のあの「少女の尻のラインをくっきりと輪郭に再現した」、一種エロティックでありながらも芸術的で綺麗なフォルムを描き出している。
『(……美しい……)』
目の前でぷりっ、ぷりっと揺らぐように激しく上下する、彼女の尻をじっくり眺めながら、心中で独白する博士。
明美は、必死でスクワットを続けている。そして、彼女の尻が、目前で何度も床すれすれまで沈み込む。
スクワットによりしゃがみこんだ明美の尻が床の近くまで来ると、その筋肉が刺激されるためか、彼女のヒップは横にやや広がり、ブルマが尻の中央にわずかにくいっと食い込む。尻の両ぺたの肉が少しだけブルマのすそからはみ出し、まるで微かにぷりっぷりとした音を立てているかのように可愛らしく震える。尻全体も多少ぐっと横にひしゃげるようになり、フォルムが変わる。
そして、再び足を伸ばして立ち上がると、ブルマの食い込みが戻り、尻にぴったりとフィットしなおす。立ち上がるとき、明美の尻の肉がわずかにぷりりっと横にゆれるのが、わかる。
博士は、訓練で彼女達を見ているときは、自ら開発した「性欲完全抑制剤」を飲んでいるので、このような光景を目の当たりにしても、勃起することはなくまたムラムラときて彼女達を襲ってしまうようなことはない。しかし、この光景が非常にエロティックであろうということと、そして明美の尻が健気にプリプリと上下しているこの様子の美しさとが同時に脳裏にめぐっているのを、博士は自覚できた。
さらに、明美自身の健気さに、博士は打たれていた。
『(……よし、もういいよ、赤坂君……)』
一瞬、彼女にそう声をかけてやりそうになった。辛そうな彼女をこの訓練から解放してあげたい。そんな感情が浮かぶ。博士も、別に彼女らを苛めたいとか意地悪したいとかいうような目的で、日々のハードな訓練を隊員達に課しているわけではない。どのような恐ろしい敵にも負けない強力な戦士になってほしい、そして地球を守ってほしいという気持ちがあったからだ。
苦しがっている明美を早く休ませたい……そんな、自然な感情。しかし、博士は思い直し、そのまま明美を見守る。
(ここでやめさせたら、かえって彼女を傷つけてしまうかも……それに、まだ大丈夫そうだ。彼女が頑張る限り続けさせよう。彼女はブルマレンジャーのリーダーなのだから。もし彼女の方からこれ以上ダメだといったら、そこで終わりとしよう。……頑張るんだ、赤坂君)
そう思いながら、ふぅふぅと吐息をつきながらスクワットを続ける明美を、博士は後ろからじっと見続ける。
※ ※
スクワット回数が百三十回を超し、残り十数回となる。すでに感覚が薄れ始め、しびれがきている太腿とふくらはぎを必死で伸ばし、そして曲げつつ、腰を沈め、そしてせり上げる明美。汗がぶわっと体から吹き出し始めている。全身が火照り、息が荒い。
「はぁっ……はぁっ……はぁんっ……」
すでに、口から吐息を漏らしながらしか、スクワットできない明美。また、肉体の疲労が限界近くまで来ているせいか、尻に力をほとんど込められず、肛門が緩んだままで尻を沈めてしまう。
そのためか、明美がスクワットして腰が沈むたびに、
「……はぁっ……」 (ぴゅぅっ )
「…………んはぁっ……」 (ぷぅっ )
「……はぁん……」 (ぷぴゅぅっ )
と、みずからの吐息と、アナルホイッスルの恥ずかしい音とが、同時に部屋中に鳴らされてしまう。
(……や、……こ、この音……お、おならしてるみたい……恥ずかしいっ……)
顔面を真赤に染め、恥ずかしさと疲労に耐えながら、僅かに残ったスタミナを必死で尻に注いで力を込めようとする明美。しかし、それでも尻の引き締めが足らず、アナルホイッスルの奏でる放屁音に似た恥ずかしげな音が、響き続ける。まるで、腰を沈めるたびに屁をこいているような光景だ。
それでも、彼女はアナルホイッスルの音に耐えながら、一回、一回、……と、スクワットを繰り返す。そして、明美の腰が沈むたびに一つずつ刻まれていた博士のカウンターが、とうとう百五十回に達する。
『……よし! 百五十回目だ。赤坂君』
「………………あ…………は…………はい……っ……」
そういうと、明美は、がっくりとしゃがみこんだ。
7
「はぁー……、はぁー……、……はぁー……」
肩を上下させながら、しゃがみこんだままで激しく息をつき続ける明美。汗が額や足にびっしりと染みている。顔は紅潮し、四肢が震えている。
そこに、背後から博士の声が響く。
『……どうしたんだ、赤坂君。いつもの君なら二百回前後のスクワットでも大丈夫なはずだ。……それに、最後の方は毎回アナルホイッスルが鳴り続けたじゃないか……』
博士は、叱咤激励するつもりで、そう言ったつもりだった。しかし、慣れない方式で緊張しながら訓練に臨んでいて、そして疲れきった彼女には、やや辛い響きを持って聞こえたようだ。
それでも、明美は肉体に鞭打つ気持ちで立ち上がり、博士に向き直った。
「……す、すいません……は……かせ……」
『……?』
微かに涙声となっていたその声で、博士は、気づいた。彼女が、涙ぐんでいることに。
『……どうしたんだ、赤坂君』
「……すいません……こ、この程度で、ばてるなんて……私、まだまだ訓練が……足りないって……す……ません……博士」
『……』
目尻に涙をにじませながら、明美は頭を下げる。
「……ごめん……なさい……」
たとえどんな辛い訓練でも、決して不平を言わず、そして自分の力不足を詫びようとする、その忍耐力と健気な姿勢。これこそ、博士が明美をブルマレンジャーのレーダーに選ぼうとした理由だった。
(なんと良い子だ……こんなきついことにも我慢して耐えようと……しまった、つい、辛いことを言ってしまった)
そう思い直した博士は、彼女の肩にそっと手を置いて、先程とは違った優しい口調で、こう言う。
『……いや、わたしこそ悪かったよ……いつもより特殊で結構ハードだったようだ。だけど、よく頑張ったね、赤坂君』
「……で、でも……」
『確かに最後の方はアナルホイッスルがよく鳴っていたが、でも、数えたところ全体でアナルホイッスルの回数は十数回だった。初めてにしては上出来な数字だろう』
「……すみません、博士」
目尻の涙を指でぬぐいながら、明美はふたたび頭を下げる。
そんな彼女を、博士は励ます。
『謝ることなどない……わたしが、無理を言って、君たちをブルマレンジャーにしたようなものなのに、君たちはいつも辛い訓練に耐えて頑張っているんだ。わたしこそ君らに謝らなければいけないくらいなんだ』
「……そ、そんな、博士……」
『訓練のときは、場を引き締めないといけないから、わたしもつい言葉が厳しくなりがちなんだが、決して君らを嫌ったりしているわけではないんだ……わかってくれるね、赤坂君』
博士の、暖かい言葉にほっとしたのか、微かに微笑んで、明美は言った。
「……ありがとう、ございます、博士」
今日、はじめて彼女が見せた、笑顔だった。
8
肛門からアナルホイッスルを抜き取られた後に、二十分ほど休憩時間を設けられた明美は、マットの上で四肢を伸ばしてくつろいだ表情で休んでいた。先程までじんじんとしびれ、疲れでずんと重くなっていた手足が、少しずつ楽になり始め、汗も引いていった。ややこわばっていた尻の肉も元に戻り、多少はリラックスできていた……しかし、さっきから明美は、自分の体に訪れたある不快感に気づき始めていた。
そこへ、休憩時間中に地上の研究所に行っていた博士がトレーニングルームに戻ってくる。
博士は、大きさ約30p四方の金属製の角ばった容器と、ビデオカメラや三脚などを手にしていた。
『じっくり休めたかな? 赤坂君』
「……あ、はい、博士」
『そうか……よかった』
そう言うと、博士は容器等をそばの机において、明美に近づいていく。その机に明美が目をやると、そばの時計はすでに午後6時を回っており、明美の自宅の門限まで1時間を切っている。いつもは、このあたりで訓練は終了となる。
明美は、博士が持ってきたものに興味を覚えながらも、そろそろ訓練の終了時間ではないかといぶがり、博士に尋ねる。
「あ、あの、訓練……もう、これで終了なんですか? 博士」
『うん、もう終わり……と、言いたいんだが、もう少しだけ付き合ってもらいたいんだ』
「え……い、いいですけど……また、スクワットですか?」
少したじろぎながらも、「けっこう休めたから、もう少しぐらい運動しても大丈夫だよね……」と自分に言い聞かせながら、博士に向き直る明美。
『いや、今度は運動ではなく……こほっ』
「?」
若干、きまり悪そうに咳払いしてから、博士は言う。
『ここで、便をしてほしいんだ、赤坂君』
「…………!?……え、え、ぇーっ……!?だ、大便関係の……訓練も、す、するんですか?」
博士の言葉に、耳まで真赤にする明美。
(この後、運動後の大便を採取し、その様子の撮影をしたいという博士の要請とかで、明美はビデオカメラにお尻を向けて恥ずかしがりながら容器に排便し、その快感に悶え……となるのですが、この続きが気になるという方はぜひ掲載誌をご覧になってみてください)
(↓この後のイラストも一部掲載。うんちシーンはもう少しあります)